江戸医学館の精華


森立之研究会


江戸医学館−それは、漢方研究の最高峰である。江戸幕府により設立されたこの集団を越える研究は、本場中国を含めても寡聞にして知らない。 この江戸医学館の精華である、森立之の著作を中心に、真の中国医学の古典を研究する現代の江戸医学館、それが森立之研究会である。

※この写真は、立之77歳(1883)の肖像(大蔵省印刷局での書影(北里研究所医史学研究部寄託))を、小曽戸洋先生よりご提供いただき、森立之研究会にて汚れ等を除去、修正いたしたものです。

森立之研究会では、月2回の定例研究会(原則第1・3土曜日)の開催を中心に活動をしております。定例会では、日本内経医学会の岩井祐泉先生による、傷寒論攷注の解説や、牧角和宏先生、岡田研吉先生らによる古典医学研究の成果が毎回発表されています。このサイトでは、今までの活動の様子の他、今後の活動予定、資料の提示などを行っています。

「宋以前傷寒論考」

当研究会での討論の成果が2007年6月一冊の本となって結実いたしました。 今まで明かでなかった様々な真実が、今明らかになります。詳しくは出版社のサイトからどうぞ。

「漢方医薬新聞」に紹介されました!

平成19年10月25日の漢方医薬新聞の「本を読む」に、「宋以前傷寒論考」の書評が掲載されました。当会の紹介もされています。書評は紙面の約1/4を割いています。

「中国中医薬報」に紹介されました!

平成19年12月13日の『中国中医薬報』にも郭子光先生,劉淵先生が書評を書いて下さいました(深?次的反?与??)。

「中医臨床」に紹介されました!

中国中医薬報の郭子光先生,劉淵先生の書評が翻訳され、『中医臨床』3月号に掲載されました!

正しい古典研究

真の中国医学の研究には正しい古典研究が必須です

 伝統医学の研究を行うに当たり、古典の研究が重要である事は論を待ちません。古典の研究をするに当たり、最も留意しなければならないことは、最善本を用いるということです。  近年の日本における中国医学古典研究は、特に傷寒論においては宋板傷寒論を簡略化した注解傷寒論や、さらにその亜系であるテキストを中心に行われてきました。それらの研究も重要ではありますが、本来の形を理解しないままに新しいテキストを学ぶことは、労多くして功少なしと言わざるを得ません。  森立之研究会では、隋唐代の形をとどめた各種テキストの最善本を縦横に用い、古典の本来の姿を取り戻すべく研究を重ねています。本研究会で用いているテキストは主に下記です。(この他にも随時必要なテキストを参照しています。)

 これらテキストを全て最善本の形で、しかもコンピュータを用いて解析できるのは、史上初めて我々の時代に可能になったことです。真の中国医学の姿は、今初めて我々の眼前に姿を見せるのです。


定例会のご紹介

 定例会では、通常岩井師による傷寒論攷注の逐条解説を約1時間、さらに中国古典研究の第一人者である牧角和宏師、岡田研吉師らによる研究発表を約1時間半行っています。詳しくはこちら

※ 提要p.34-35で触れられている「倭名類聚抄」に関し、岩井先生が1月10日に内経学会で発表されました。その資料を1月23日に頂きましたのでアップロードいたします。

※ H22.7.31 例会でご案内した2つの資料を dropbox にて公開しています。(公開フォルダはこちら

dropbox をインストールすると非常に便利ですので、こちらからインストールされることをおすすめします。

なお、公開ファイルを開くにはパスワードが必要です(例会でお話ししました)。

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